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2017年1月31日 (火)

精進料理研修~總持寺

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江戸川寒鱈まつりの翌日、出羽三山精進料理プロジェクトのメンバーは、横浜市鶴見区の曹洞宗大本山總持寺において研修を行いました。

曹洞宗といえば、開祖の道元禅師が精進料理のバイブルとも言える「典座教訓」を著しており、その厳しい修行で知られています。總持寺は福井の永平寺と並んで曹洞宗の大本山と称されている名刹ということで、今回の研修先に選びました。

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總持寺を開いた瑩山禅師は曹洞宗の「太祖」と仰がれているそうです。かつては石川県にありましたが、明治の焼失を期に、現在の鶴見の地に移したのだそうです。

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研修でははじめに修行僧の方から詳しい説明を頂戴しながら、境内全体を見学しました。

歴史を刻んだ建物、貴重な美術品の数々、修行僧の厳しい生活を垣間見せるものたち・・・。
よくTVなどでも紹介される「百間廊下」や映画「禅」の重要なシーンで使われた「衆寮」は特に印象に残りました。

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また、移転当時には「太祖堂」として中心的な役割を果たしていたという「放光堂」が、鶴岡市の総穏寺の本堂を特別奉納して建立されたという説明には特別なご縁を感じました。

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見学の後、精進料理の昼食をいただきました。

その際には、食事の際の心得や作法を教えていただき、それに習って心静かにいただきました。
質素ながらも色合いや味のバリエーションにも心を配って丁寧に調理された料理に、メンバー各自、学ぶことが多かったと思います。

今回の總持寺での研修の成果を、今後のプロジェクトの活動にも生かして生きたいと思います。
總持寺の皆様、ありがとうございました。

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