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2021年6月の記事

2021年6月24日 (木)

プロジェクト宿泊者限定「相乗り・貸切タクシー」のおしらせ

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出羽三山精進料理プロジェクト参画施設に宿泊したお客様を対象とした「相乗り・貸切りタクシー」を、昨年に引き続き今年も運行します。

出羽三山精進料理プロジェクト参画の宿泊施設(下の地図参照)にご宿泊いただいたお客様を、宿から月山八合目(弥陀ヶ原)へ、または月山八合目(弥陀ヶ原)から宿まで運びます。

運行日は7・8・9月のうち、庄内交通の路線バス運行のない日(全40日間)です(上のチラシのカレンダーに黄色で示した日です)。

発着時間は、上りが宿(手向宿坊街)発7:30、下りが月山八合目発16:00です。

1泊につき1乗車(片道)をご利用いただけます。

料金は2名様以上でお申し込みの場合は1名様につき2,500円(税込み)1名様でお申し込みの場合は4,000円(税込み)です。

相乗り・定刻での運行が原則ですが、お申し込み状況により、可能であれば柔軟に対応いたしますのでご相談ください。

宿泊される出羽三山精進料理プロジェクト参画施設に、前日の18:00まで乗車料金を添えてお申し込みください(現金のみ)

手向宿坊街と月山八合目をつなぐ二次交通として、どうぞご利用ください。

お問い合わせ:三山三山精進料理プロジェクト事務局 

        090-1495-5571(土岐)

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2021年6月18日 (金)

「月山筍利用促進事業」始動

1(Photo by Emi.K)

出羽三山精進料理プロジェクトが取組む本年度のメイン事業「月山筍利用促進事業」が始動しました。

この事業は、当地の夏の山菜の代表といえる自生の月山筍を瓶詰め加工して保存/利用することで、月山筍が提供される機会を増やし、その魅力を多くの人に伝えることによって、月山筍の利用を促進していくこと、ひいてはそれを観光振興や地域発展に結びつけていくことを目的にしています。

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事業初日の6月16日(水)には、地元手向(とうげ)の方3名が前日に採取してくださった立派な月山筍約20貫目(80㎏)が手向地域活動センターに集められ、プロジェクトメンバーら15名ほどが参加して皮むき、瓶詰めの作業にあたりました。

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月山筍は「チシマザサ」の若竹で「ネマガリダケ」の一種ですが、その滋味深さは格別です。

ただ、月山の山深くに分け入って採取しなければならないことや、採取者の減少と高齢化、さらには里での栽培品の普及などもあり、かつてに比べその採取量は大きく減少しています。

また、かつては一番の消費者であった地元の宿泊施設や飲食店では、一番の需要期(7月中旬から8月下旬)と月山筍のシーズン(6月中旬から下旬)がずれていて、月山筍の価値を認めつつも使いにくかったことに加え、観光客の減少に伴って消費量もかなり減少していたところにコロナ禍が襲い、2シーズンに渡って需要が消失してしまいました。

このような「採らない」「使わない」という負のループにより、人の手が入らなくなった筍山では、竹が入り組み、筍も細くなってしまいます。一旦そういう状態になった筍山の回復には相当な手間と時間がかかると言われています。

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今回の私たちの事業で瓶詰め加工する月山筍は100㎏たらずですが、プロジェクトメンバーがそのノウハウを共有することで、将来の消費拡大につなげることを目指しています。
また、瓶詰め加工した月山筍を、プロジェクトで受け入れるツアーや主催するイベント等において精進料理の一品として提供したり、さらには異業種の企業様とのコラボイベントで活用することで、月山筍の魅力を多くのお客様に知っていただくことを狙っています。

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この事業の遂行によって、月山筍のブランド力が高まり、利用の拡大につながっていけば、私たちのプロジェクトの目的である「精進料理を生かした観光振興、地域発展」に資するものと考えています。

今後の事業展開にぜひ、ご期待ください。

※この事業で瓶詰め加工した月山筍の販売は一切行いません。ご了承ください。

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2021年6月 8日 (火)

プチ研修&事業打ち合わせ会

Dsc03564(Photo by Sakito)

出羽三山精進料理プロジェクトの今年度の事業として承認された「月山筍利用促進事業」(仮称)。

これは出羽三山精進料理を代表する初夏の食材でありながら、コロナ禍の影響により2シーズンに渡って需要が消失してしまい、採らない⇔使わない の負のループが加速している自生の月山筍について、瓶詰めを利用することで需要を掘り起こし、利用を促進していこうという事業です。

6月中旬の事業本番を前に、その打ち合わせ会を開催しました。

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打ち合わせ会に先立ち、六十里街道に連なる梵字川渓谷(のほんの一部分)を散策し、初夏の山の息吹を味わいました。その後、道の駅月山の「そば処大梵字」で季節限定の「月山筍御膳」を皆で試食し、月山筍を利用した料理などについて意見交換を行いました。

食事後に、場所を月山あさひ博物村に移し、事業の具体的な進め方などについて打ち合わせ会を行いました。

Dsc03573 自生の月山筍という自然相手の事業なので、材料の確保が一番の問題になりそうなことと、当日の人手繰りも大変そうなのですが、皆で協力して進めていくことを確認しました。

※事業の様子については後日、改めてアップしたいと思います。

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