1月28日(木)、鶴岡市の農村センターにおいて、JA鶴岡女性部主催による「楽しい料理講習会」が開催され、私たち出羽三山精進料理プロジェクトのメンバーが講師として参加してきました。
午前と午後の2部構成での講習会にはそれぞれ定員いっぱいの40名近い参加者が集まりました。
はじめに出羽三山の精進料理について簡単にお話をさせていただき、いよいよ調理の開始です。
献立は、ごま豆腐をはじめとした精進料理を学びたいという要望を受け、ごま豆腐のあんかけ、巻き油揚げ、ゼンマイの白和えなどを選びました。
参加者は皆、ベテランの主婦の方々ばかりで、私たちの拙い説明にもかかわらず、予定の時間内にしっかりと作り上げてくれました。
試食の時間にも話が弾み、様々な感想を伺ったりや質疑応答などを行ったり、私たちプロジェクトにとってもたいへん有意義な時間を過ごさせていただきました。
私たちのプロジェクトでは、通常、このような料理教室は引き受けていないのですが、今回は1年以上前からの熱心なご依頼を受け、特別にお引き受けいたしました。
多くの皆様にご参加いただき、終了後には、今度ぜひメンバーの施設に足を運んで精進料理をいただきたい、というお声も多数いただき、やった甲斐があったと思っております。
JA鶴岡の担当職員の方々、参加された女性部の皆様、ありがとうございました。
出羽三山精進料理プロジェクトメンバーの食事処「清源坊」(鶴岡市伊勢原町)で、「秋冬版精進料理膳」を好評提供中です。
清源坊を経営する工藤さんは、夏季には月山9合目の「仏生池小屋」も営んでいる月山のエキスパート。今回の「精進料理膳」にも月山などで自ら採取した月山筍やアザミ、ゼンマイなどの山菜が用いられています。
先ごろ、清源坊の「秋冬版精進料理膳」を紹介してくれた荘内日報さんの記事では、12月中旬までの提供としていましたが、予約問い合わせも多いことから、これからも可能な範囲で提供してくれるそうです。
羽黒山門前の手向(とうげ)の宿坊の多くが休業している冬の間にも、美味しい出羽三山精進料理をいただくことができる絶好の機会です。
ぜひ、ご利用ください。
清源坊 「秋冬版精進料理膳」
¥2700(税別) 要予約(3日前まで)
ご予約・お問い合わせは・・・ TEL 0235-22-3659
第6回「全国ねぎサミット」と同時開催されていた「やまがた庄内農山漁食まつり」が11月1日に無事閉幕しました。
2日間で10万人もの人出があったようです。
私たち出羽三山精進料理プロジェクトのブースでは、おかげさまで用意した料理等が両日ともに完売でした。
初日に私たちの商品をお買い求めいただいたお客様が「おいしかったから」と言って2日目にも買いに来て下さったり、どこに行けばこういう精進料理が食べられるのか、とのお尋ねを多くいただいたりしたことで、自分たちの「商品力」に対する自信も深まりました。
また、プロジェクトとしては酒田デビューとなった今回のイベントを通じて、色々と勉強させていただきましたし、(主に)酒田の方々に出羽三山の精進料理について情報提供させていただくこともできました。
特に、酒田には羽黒山門前手向(とうげ)にある宿坊や旅館、食事処とご縁のある方々がたくさんいらっしゃる半面、手向の宿坊等では信者以外の一般の方々は食事や宿泊をすることができない、と誤解されている方々も多かったようです。
すぐ隣の酒田であってもこのように私たちの情報が行き届いていないということで、PRの重要性を痛感したところです。
海外や県外に向けたPR、観光誘客も大切でしょうが、出羽三山精進料理プロジェクトでは、身近なところでの丁寧な情報提供、PR活動も大切にしていこうと思っております。
酒田市の国体記念体育館とその周辺で開催されている「やまがた庄内農山漁食まつり」の1日目、私たち出羽三山精進料理プロジェクトも出店して参りました。
私達のブースは体育館内の大ステージのすぐそばです。
今回の一番人気は長円坊の「くるみ豆腐」。昼過ぎには売り切れでした。
清源坊と大進坊が提供した「ごま豆腐」は、それぞれの異なった触感を楽しもうと、両方をお買い求めになるお客様が大勢いらっしゃいました。
天然の舞茸を使ったいしいの「舞茸ごはん」と、丁寧に煮込んで味を含ませた多聞館の「煮しめ」は、会場で召し上がったお客様からさっそく称賛の言葉をいただきました。
本日用意した分を完売し、帰宅後は各施設とも、明日に備えての仕込みを行っております。
明日も、多くの皆様との出会いを楽しみにしております。
10月31日(土)、11月1日(日)に酒田市国体記念体育館とその周辺で開催される「やまがた庄内農山漁食まつり」(同時開催「全国ねぎサミット2005in酒田」)に、出羽三山精進料理プロジェクトも出店いたします。
<販売商品>
・清源坊のごまどうふ @¥200
・大進坊のごまどうふ @¥200
・長円坊のくるみどうふ@¥200
・神林坊のくるみ餅 @¥300
・多聞館の煮しめ @¥300
・いしいの舞茸ごはん@¥300
・薬湯茶(1杯) @¥100
すべて数量限定で、売り切れ御免です。
ぜひ、お早目にお求めください。
また、プロジェクトメンバーが多数会場におりますので、精進料理のことはもちろん、出羽三山のこと、山伏のこと、宿坊のこと、出羽三山精進料理プロジェクトのことなどなど、お気軽にお声をかけていただければ嬉しいです。
多くの皆様との出会いを楽しみにしております!
晩秋の手向(とうげ)の恒例イベント「出羽三山精進料理×落語寄席」が今年も開催されます。
宿坊「大進坊」で伝統の出羽三山精進料理を召し上がっていただいたのち、おなじみの立川志らら・立川らく次お二人の落語をご堪能ください。
志ららさんは、今年10月、めでたく真打昇進を果たされたとのこと、今後ますますのご活躍が期待されます。
秋の夜長、ぜひ、精進料理と落語のコラボをご堪能ください。
日時 2015年11月14日(土) 開場17:30 食事18:00 開演19:00
会場 羽黒山宿坊 「大進坊」 TEL 0235‐62‐2372
料金 ¥4000(精進料理と落語寄席)
予約 事前予約制(11月10日まで) 大進坊まで
出羽三山精進料理プロジェクトの新しいパンフレットが完成しました。
プロジェクト発足から4年目、2nd バージョンのパンフレット誕生です。
今回の改定では、出羽三山の信仰、それを支えてきた門前町手向(とうげ)、そこに受け継がれてきた精進料理という流れをわかりやすく伝えるように努めました。
作成に当たっては、鶴岡市で活躍されている「IDEHA Creation」の三浦雄大さんにお骨折りいただきました。
この新パンフレットは、いでは文化記念館やプロジェクトメンバー各施設において入手できます。
また、当プロジェクトが参加する各種イベントなどにおいては、同内容の簡易版パンフレットの配布も行います。
ぜひ、手に取ってご覧ください。
JR東日本の新幹線車内サービス誌「トランヴェール」7月号の特集は「そうだ、健康なら山形だ。」。
その中で、5月に多聞館で取材をお受けした出羽三山の精進料理についての記事も掲載していただきました。
多くの方々が、当地にお越しになり、精進料理を召し上がるきっかけとなるように期待しております。
私たちの「出羽三山精進料理プロジェクト」の立ち上げに尽力した成瀬君(日知舎)の山菜採取の様子も掲載されております。
本日、出羽三山精進料理プロジェクトの女性メンバーを中心にした勉強会を開催いたしました。
場所は鶴岡市伊勢原の「清源坊」さん。
清源坊さんは出羽三山精進料理プロジェクトメンバーの一員で、月山9合目で「仏生池小屋」も営んでいます。
清源坊さんでは、春と秋の季節限定で「精進御膳」(要予約)を提供されており、前々から勉強させていただきたいと思っていました。
今回はちょっと期間を過ぎてしまっていたのですが、無理を言ってお引き受けいただきました。
料理は旬の月山筍や珍しい山菜などをふんだんに用いたもので、いずれも手間とアイデアと心がいっぱい詰まった品々でした。
メンバーはそれぞれに写真を撮ったり、メモを取ったりしながら料理を堪能してきました。
膳に用いる食材は違っても、山の恵みを手間暇かけてお客様に提供するという精進料理の心はプロジェクトメンバー皆が共有しています。
今日の勉強会の成果はメンバーそれぞれの施設において活かされていくことと思います。
清源坊さん、ありがとうございました。
「食育フェスタ」参加から帰路に着く前に、出羽三山精進料理プロジェクトの研修として、鎌倉にある浄土宗大本山の光明寺を訪ねました。
行きがけに鎌倉駅から鶴岡八幡宮に続く商店街「小町通り」を通り抜け、鶴岡八幡宮をお参りしました。
その後、光明寺を訪ね、初めに寺院の方々から寺院の歴史や信仰、精進料理、鎌倉の観光のことなどについて丁寧なお話を伺いました。
そのあとは、立派な庭園を眺めながらの精進料理です。
京料理をされている方の料理とのことで、味はもちろん、盛り付けなど、目にも嬉しい精進料理を堪能致しました。
今回も、料理にとどまらず、様々な示唆を受けたよい研修ができ、今後のプロジェクトの活動の参考となることと思います。
光明寺の皆様、ありがとうございました。
2月24、25日の両日、東京国際フォーラムで開催された「第5回全調協食育フェスタ」に、私たち出羽三山精進料理プロジェクトも参加してきました。
全調協というのは公益社団法人全国調理師養成施設協会の略で、このイベントの主催者です。
今回の食育フェスタは、調理技術コンクールの開催や調理師学校の生徒たちによる料理の提供、料理人による講演、企業などによる食育情報の提供など、食育に関する盛りだくさんの内容が盛り込まれていました。
私たちはその中の「地産地消物産展エリア」にブースをお借りして、スローフード山形の方々と一緒に、鶴岡市のユネスコ食文化創造都市加盟のPRなどを行ってきました。
また、今回はプロジェクトメンバーの研修もかねての参加だったので、参加したメンバーは交互にイベントを見学したり、ほかのブースを回ったりして、見聞を広めてきました。
特に、調理技術コンクールに参加された生徒さんたちの渾身の料理の展示は、食材の選択と扱い、彩り、器、盛り付けなど、大変勉強になりました。
私たちのブースに関心を示してくださるお客様も大勢いらっしゃり、出羽三山のこと、精進料理のこと、庄内の風土や文化に関することなどなど、メンバーそれぞれが多様なお話をさせていただきました。日常的に庄内、出羽三山にお越しになるお客様を迎えているプロジェクトメンバーならではの「おもてなし」ができたと思っております。
その中にはプロジェクトの今後の新たな展開に結びつきそうな出会いもありました。
今回の「食育フェスタ」参加の成果を、出羽三山精進料理プロジェクトの今後の活動に生かしていきたいと思っております。
2月15日(日)、鶴岡市のグランドエル・サンにおいて、鶴岡市のユネスコ創造都市ネットワーク加盟認定を記念する式典が開催されました。
式典の第一部では、記念講演やネットワーク加盟各国代表によるパネルディスカッションなどが行われました。
第二部は、「食の共演」と題した祝賀会で、会場には鶴岡を代表する伝統食や行事食、地酒や菓子などのブースが設けられました。参加者はテーブルに用意される料理以外に、各ブースから好みの料理等を選んで召し上がっていました。
私たちの「出羽三山精進料理プロジェクト」も主催者からの依頼で独自のブースを出展させていただき、精進料理の主役ともいえる胡麻豆腐を振舞いながら、調理の実演や出羽三山の精進料理のPRなどを行いました。
また、プロジェクトメンバーの山伏は、祝賀会の開催に先立つ「法螺」も吹かせていただきました。
会場を埋め尽くした参加者・ブース出店者の中には、料理や地元食材などにかかわって来られた方々もたくさんいらっしゃり、出羽三山精進料理プロジェクトのメンバーに親しく声をかけてくださいました。
私たちのプロジェクトが発足して3年となりますが、その間にお世話にでなってきた方々の多さを改めて実感すると同時に、そのネットワークの豊かさに深く感謝しています。
今回のユネスコ食文化創造都市ねの認定を受け、鶴岡が今後ますます豊かで独自性ある食文化を守り、発展させていく原動力は、このような人と人とのの繋がりなのだと思います。
出羽三山精進料理プロジェクトもそのようなネットワークの一端を担えるように、今後とも精進していきたいと思いますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
「江戸川寒鱈まつり」に参加し、翌日は一日中、観光エージェント訪問をおこなった出羽三山精進料理プロジェクトメンバー。
帰路に着く前に、真言宗智山派の大本山、高尾山薬王院を訪ね、精進料理の研修をさせていただきました。
高尾山といえば修験の山としても有名。また、登山やトレッキングなどの観光と信仰が一体となったお山で、近年は外国人客も増加しているという事情も出羽三山ともよく似ています。
初めに皆で御本尊をお参りした後、大本坊において僧侶の方から寺院の歴史、信仰、高尾山の自然、、観光や信仰の現状や課題などについて丁寧なお話を伺いました。
その後、別室において精進料理をいただきました。
最初に口にした吸い物の出汁から、最後の一品まで、その味は感動の連続でした。
食後には料理長さんから調理についての詳しいお話も伺うことができ、大変勉強になりました。
食材・調理法など、出羽三山の精進料理との違いはあるものの、私たちの今後の活動の糧となる良い研修となりました。
お引き受けいただきました高尾山薬王院の皆様に心より感謝申し上げます。
2月11日、東京都江戸川区の船堀駅前において、鶴岡市東京事務所主催の「鶴岡寒鱈まつり in東京」が開催され、私たち出羽三山精進料プロジェクトのメンバーも、羽黒町観光協会とともに胡麻豆腐や地酒、その他の物産の販売で参加してきました。
鶴岡市と江戸川区は、戦時中に5000名ともいわれる学童疎開を受け入れた縁から、1981年に友好都市を締結しており、鶴岡市東京事務所も同区内に設置され、さまざまな交流が図られています。
毎年恒例となっている寒鱈まつりには、江戸川区内はもとより、近郊各地から大勢の方々に参加していただき、用意した1200食の「寒鱈汁」の大鍋には長蛇の列ができる大盛況ぶりでした。
私たちのブースでも、胡麻豆腐や地酒が大人気で、すべて完売しました。
また、知り合いの方々に限らず、羽黒にゆかりある方々や、出羽三山に参拝されたことのある方々にも親しくお声をかけていただき、様々なご縁を感じることもできました。
出羽三山精進料理プロジェクトとしては今回が初めての参加で、文字通り「勝手の違う」環境での胡麻豆腐の調理や、慣れない販売活動ではありましたが、多くのことを学んだよい機会となりました。
お世話になった皆様に心より感謝申し上げます。
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